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CROSS TALK 若手×キャリア対談

[テーマ3] 仕事のリアルを知る

印象に残っている仕事について

これまで手がけた仕事の中で、特に印象に残っていることはありますか?

H.M

いろいろありますが一つ挙げると、先ほど言った新人研修ですね。なぜかというと設計ミスをしたからです(笑)。

先輩の力を借りて何とか動作させて修正し、発表までこぎつけましたが、失敗を経験したことも含めて、とても印象に残っています。社員の前で「こういうミスをしました、次はここに気をつけます」と発表したことで、「もう怖いものはない、あとは成功するだけだ」と前向きに捉えられるようになりました。研修ではありますが、大きな学びになりましたね。

M.Y

私は、新しい装置の立ち上げを担当したことですね。最初は「チェックして問題なければOK」という感覚でしたが、実際には想定と異なる結果が出て、「このままでは量産で使えない」という状況に直面しました。

そこからメーカーと毎日やり取りしながら、試行錯誤を繰り返し、最終的に量産で使える状態にするまで1年以上かかりました。この経験を通じて、装置導入は単なる設置ではなく、チューニングや検証を重ねることで初めて実用的になることを実感しましたね。

H.M

半導体業界では、装置メーカーや協力会社と連携しながら品質を向上させることが重要ですよね。ただ買って終わりではなく、調整を重ねながら作り上げていく。

この関係性は、装置だけでなく、設計ツールにも当てはまります。ツールも単に導入するだけではなく、自社の設計環境に適応させるために、ツールメーカーと連携しながら最適化していく必要があります。

M.Y

取り扱うデータが各社で違うので、それをうちの会社のテキストデータに合わせて適応させていく、というイメージですか?

H.M

そうですね。基本的な仕組みは変わりませんが、各社が持っているデータのフォーマットが異なるので、それを自社の環境に合わせて適用させる作業があります。装置のチューニングと似ていますね。

仕事のやりがいについて

次に、お仕事への思いについてお伺いします。やりがいを感じる瞬間などをお聞かせください。

H.M

私たち設計部門は、会津の工場で製造プロセスを流し、設計通りに動くか試験を行います。

このとき、自分が作った試験プログラムがすべてパスし、設計したデバイスが問題なく動いたときは、本当に嬉しいですね。「やった、動いた!俺の設計が正しく機能した!」と実感できる瞬間です。思わず工場でガッツポーズをすることもあります。(笑)

A.I

工場で製品が問題なく動作するのを確認できるのは、大きなやりがいの一つですね。
あと私の場合は、お客様と関わりが多い部署にいるので、「自分が作ったものがどこで、どのように活躍しているのか」を知れることが魅力です。実際に使用例を聞いたり、製品が役立っていることを実感できると、「いい仕事してるな」と誇りに思います。

会津の皆さんはどうでしょうか?

N.S

私は設計ではなく、成膜を担当しているので、「完成品が動いた!」という瞬間は直接味わえないのですが、最近は評価業務にも携わるようになりました。

自分で選んだプロセスを試し、その結果をもとに仮説を立てて、ベテランの方に提案します。そのときに「なるほど!」と納得してもらえた瞬間は、大きな達成感がありますね。自分の考えが受け入れられたことで、自信につながります。

H.M

自分の仮説が認められるのは嬉しいですよね。では、その仮説が製品に適用され、特性向上につながった経験はありますか?

N.S

私はまだ製品適用の経験はないのですが、今後挑戦していきたいですね。

M.Y

私は量産展開に携わることが多かったので、そういった場面にも関わりました。例えば、工場で不良が発生した際、推定原因を立て、それに基づいて対策を実施し、結果を確認することがあります。
自分で考えた原因分析が正しく、それが実験で証明されたときは、ものすごく嬉しいですね。特に、ベテランの方々から「それは違うんじゃないか」と言われたものの、結果として自分の推測が当たっていたときは、誇らしい気持ちになります。(笑)

若手vsベテラン ~担当業務について~

若手とベテランでは担当業務に違いはありますか?

H.M

若手は、小規模な回路の設計や製造プロセスの一部を担当することが多いですね。経験を積むにつれ、徐々に担当範囲が広がっていきます。
この会社のいいところは、「もっとやってみたい」と手を挙げれば、積極的に任せてもらえることです。やる気があればどんどん挑戦できる環境ですね。

それは魅力的ですね。先ほどのインタビューでも「自分から手を挙げれば意見を聞いてもらえる」という話が出ましたが、やはり皆さん共通の認識として持っているんですね。

若手vsベテラン ~お互いにどのように感じている?~

今日はベテランと若手が一緒に集まっているので、お互いにどのように感じているのか、率直な意見を伺いたいと思います。

H.M

まずは、若手の皆さんの意見を聞いてみましょうか。

A.I

僕としては、ベテラン社員の皆さんの圧倒的な能力の高さを感じます。長年の経験があるからこそ、まだ若手にはたどり着けない領域があるなと実感しますね。そういう意味で、自然と尊敬の目を向けることが多いです。

N.S

私も同じように、率直にベテランの皆さんは経験豊富で「かっこいいな!」と思います。ベテランの方々は的確な意見を出し、周囲から信頼されているのが伝わってきます。いずれ私もそんな風になりたいですね。

M.Y

私も、ベテランの方々は作業のスピードが速く、意見もすぐに出てくることに驚きます。若手はまだ知識が足りず、意見を出すのにも時間がかかってしまう場面があります。
また、私の場合は、多角的な視点で状況を見ることが苦手なのですが、ベテランの方々は過去の事例を交えながら的確なアドバイスをくれるので、とても助かっています。

H.M

いやぁ、みんな良いことばかり言ってくれるね。

M.Y

悪いことも言ったほうがいいですか?(笑)

H.M

私も若手について良いことを言いますが、うちの会社って半導体や回路設計、プロセス未経験で入社する人が多いですよね。でも、2〜3年経つと一人前になっていて、「あれ?この人、以前は素人だったよな?」と驚くことがよくあります。それだけ成長が早い環境なんだと思います。

もちろん、ベテランとしては自信もありますが、若手の成長が早いので、うかうかしていられないなとも感じます。だからこそ、憧れるだけでなく、どんどん意見を出してほしいですね。

先輩や上司の意見をしっかり聞いて吸収しようとする姿勢があります。でも、その分「先輩が言うなら正しいのかな」と遠慮してしまうこともあると思います。そういうときこそ、積極的に意見をぶつけてほしいですね。

M.Y

一点だけ。新横浜のことは分かりませんが、会津若松では「若手が得意な分野」もあります。装置を扱う機会が多いので、皆さんそのスキルは強いですね。逆にパソコン関連は「ベテラン側」が苦手なことも多く、Excelのマクロ作成やパソコンのアップデート作業は若手のほうが得意です。

H.M

それは会津若松に限らず、新横浜でも同じですね。Excelは若手のほうが圧倒的に使いこなしている。

N.S

この前、「社給スマホに指紋認証があるって初めて知った」と言っていた人もいましたしね。(笑)

H.M

そういうときは、真っ先に若手を頼りにしていますよ。(笑)