1. ホーム
  2. RAMXEEDのヒト
  3. Y.H(デバイス技術統括部 FeRAM技術部長)

INTERVIEW 社員インタビュー

強誘電体キャパシタを極める先に。 世界をつなぐ技術がある。

1992年4月入社(前身の富士通時代より在籍)。学生時代の専攻は工学研究科 電気系。
現在はデバイス技術統括部FeRAM技術部長として、製品におけるプロセス開発を統括。製造委託先がある会津事業所に勤務し、「計画通りの売上を支える安定量産の実現」と「新たな価値創出による製品開発」の両立を推進。

半導体メモリFeRAMの開発および量産サポートを牽引してきたHさん。RAMXEEDは製造を外部に委託するファブレス企業でありながら、前身の富士通時代から自社で量産技術開発を行ってきた経緯があり、技術の主導権を自ら握っています。
200を超える製造工程の中でも、FeRAMの心臓部である強誘電体キャパシタの形成工程をいかにばらつきなく仕上げるか——そこにプロセス開発の核心があります。その難しさと醍醐味、そして日進月歩で進化する半導体市場の中でニッチトップを走り続ける組織の未来について語っていただきました。

電子機器の心臓部を、会津から世界へ

FeRAM技術部について教えてください。

RAMXEEDはファブレス企業であり、半導体の製造はファンドリ企業に委託しています。ただし、FeRAM技術の主導権は完全に自社で保持しています。200工程以上に及ぶプロセスの中でも、特にFeRAMの心臓部である強誘電体キャパシタの形成工程は、材料特性や成膜条件のわずかな違いがデバイス特性に大きく影響するため、高度なプロセス制御が求められます。こうした技術課題の解決や改善提案は、RAMXEED単独で完結するものではなく、ファンドリ企業と密に連携しながら安定した量産を実現しています。だからこそ、ファンドリ企業のエンジニアと伍していける技術力を持ったエンジニアの育成にも力を入れています。独自技術により、他社では実現できない希少性の高い不揮発メモリを安定量産し、さらに次世代製品へと進化させていく——それが私たちの役割です。世界の社会インフラを支える技術としての責任と誇りを持ち、日々挑戦を続けています。

狙い通りに仕上げる、知識と経験の結晶

プロセス開発ならではの面白さと難しさはどこにありますか?

FeRAMの約200工程の中でも、特に強誘電体キャパシタの形成工程がデバイス性能を左右する心臓部です。強誘電体薄膜の成膜や電極加工など、わずかな条件の違いが特性のばらつきに直結するため、データの取得・分析から課題抽出、改善案の立案まで一連で遂行し、狙い通りの特性に作り込んでいくことが求められます。ここにエンジニアとしての腕の見せ所があります。近年は生成AIも積極的に活用し、多様な課題に対してより効率的かつ最適に対応できる体制を整えています。そして自ら関わったプロセスで製造された製品が実際に動作し、お客様のもとに届く瞬間は、何物にも代えがたい大きなやりがいと達成感を感じます。

「部長」より「Hさん」。距離の近さ=強さ

RAMXEEDはどんな文化のある会社ですか?

当社は部署間の壁が低く、設計や品証はもちろん、知財や営業など他部門の担当者とも直接コミュニケーションを取れる環境で、やり取りを通じて、技術者としての視野も自然と広がっていきます。また、技術部内も非常にフラットな組織です。私自身「部長」というより「Hさん」と呼ばれることが多く、役職にとらわれない関係性が築かれています。フリーアドレス制の職場では、新入社員と隣り合うこともあり、日常的な会話から活発な意見交換が生まれています。若手からベテランまで、それぞれが自由に意見を言い合える文化が、RAMXEEDの独自性であり、組織としての強さの源泉だと思います。

ニッチのトップへ。柔軟な組織と思考が鍵

これからのRAMXEEDが目指すビジョンを教えてください。

「ニッチ領域でトップを目指す」という当社のスタンスは、これからも変わりません。一方で、その実現に向けた取り組みは、常に柔軟に進化させていく必要があります。技術開発には本来数年の時間を要しますが、日進月歩で変化する半導体業界においては、変化を先読みする力とそれを実行するスピードの両方が求められます。当社では、これまでに蓄積してきた技術や知見に加え、AIなどの新しい技術も積極的に活用し、課題抽出から解決までのプロセスをさらに加速させています。変化は恐れるのではなく、前向きに楽しみながら、常に新たな価値を創出し続ける、そんな強い開発組織へと、これからも進化していきます。

「好きでやっている」と思える仕事が、ここにある

最後に、現在転職や就職を考えている方へメッセージをお願いします。

私は朝早く起きて仕事に取り組み、定時には帰宅します。母校の大学院でFeRAMの講義を担当し、休日には趣味のバロック音楽でリコーダーを奏でるなど、公私ともに充実した日々を送っています。いずれも「やらされている」という感覚はありません。仕事も同様に、「やらされている」と感じ始めると負担になってしまいます。自身が「好きでやっている」と思えることが、仕事選びで重要だと思っています。

RAMXEEDは、その感覚を大切にする会社です。エンジニアとしての基礎力と、成長し続けたいという意欲があれば、専門知識は入社後に身につけることが出来ます。技術の向上を楽しみながら、共に挑戦していける仲間を待っています。

RAMXEEDのヒト

INTERVIEW 社員インタビュー

新卒から踏み出す一歩。即戦力として躍動するキャリア採用のリアル。
充実したサポート体制から、リーダーが語る次代へのビジョンまで。
RAMXEEDで築く、あなた自身のキャリアをイメージするためのインタビュー。